Technology医療AI技術

AI技術

カルディオインテリジェンスでは、良質で膨大な心電図データと
専門医によるアノテーションにより、AIソリューションの構築を行っています。
高精度な心房細動検出機能に加え、説明可能AI、非発作時の波形で心房細動の兆候を
検出するAIの基礎技術も開発が完了しています(世界初の技術 特許出願済)。

説明可能AI

「検出根拠を可視化」

今まで、AIによる検出根拠は数値により提示されることが多く、解釈するには医療とAI両方の専門知識が必要でした。つまり、たとえ高精度で検出できても、その根拠を説明することができなければ、専門医以外は利用しづらいのです。当社の技術は、10万波形から心房細動波形を特定、波形の中での根拠部位まで提示することができます。これが非心臓専門医によるAI利用を促し、確定診断を支援する技術「説明可能AI」です。

未病診断AI

「非発作時の波形で心房細動の兆候を検出」

心房細動は、発作が起きているときに受診しないと診断が難しい不整脈です。長時間の心電図をすべての人に行うことは、コスト的にも診断技術的にも難しいため、未発見のまま放置されている心房細動患者さんはまだ日本に70万人以上いる(※)という報告もあります。当社では、非発作時の心電図波形から心房細動の存在を検知できるAIを開発しました。たとえ測定時間内に発作が起きていなくても、特徴量を抽出して心房細動の兆候を検出できるAIです。

International Journal of Cardiology誌137巻の論文等に掲載の伏見心房細動患者登録研究(Fushimi AF registry)の研究成果に基づいて当社で算出

特許

特許第6865329号

特許第7493293号

上記含め、日本登録済み特許8件
PCT出願済み特許8件

CTOメッセージ

取締役CTO, PhD 高田 智広

取締役CTO
高田 智広
Tomohiro Takata, PhD

当社は、医療従事者の負担を減らし、また心電図検査がもっと気軽にできるものとなるよう、専門医並みの精度を持った心電図解析の医療AIの開発に、現在取り組んでいます。

心電図は健康診断でもよく用いられ、心臓の健康状態を知る上で有用な情報が詰まっていますが、そもそもは心臓から体表面に漏れる電気信号を傍受したもので、3次元的な広がりを持った心臓が複雑な動きをする中で発生する種々の電気信号が重なり合ったものとなっています。

心臓の専門医や検査技師の方々が、そこから有用な情報を素早く読み取り、治療に活かすことができるのは、人間の叡智が結集された医学の成果を元に、トレーニングされているからであり、そのノウハウを製品に反映させられるよう、専門医と協力して日々開発に取り組んでいます。

近年、AIが人間に近いタスクがこなせるようになったとはいえ、その実現の仕方は人とは全く異なっており、AIには現状人間にはできていないことができるようになる可能性があります。

実際、当社が現在治験を進めている不整脈の予兆発見ができるAIは、不整脈の存在しない心電図から不整脈の予兆を発見するというもので、現状専門医にも難しいことが、少しずつではありますが可能となりつつあります。

非定常で複雑な人体の情報を拾い上げた生体信号である心電図を、AIの目に通すことで新たな医療の可能性を拓くことに、我々と一緒に挑戦しませんか。

Recruit採用情報

一緒に会社を作っていただける
メンバーを募集中です。

当社は、心電図のAI自動解析支援システムの
製品開発を行っているヘルステックベンチャーです。
医療・AI・事業開発のプロフェッショナルが在籍し、
医療現場に直結する製品開発を行っており、
社会貢献度が高く、やりがいのある仕事です。
今後さらなる成長フェーズに突入するため、
一緒に会社を作り上げていただける
メンバーを募集しています。