RecruitCDOメッセージ

医療×テクノロジーの先に見える未来。カルディオインテリジェンスが創る未来(取締役CDO 武智 峰樹)

1. 医療へのかかわり、現職との出会い

私の医療とのかかわりは、前職で在宅医療のための支援の仕組み作りを始めた2010年です。クラウドやモバイルなどのICTと、コンタクトセンター等の人的支援サービスを組み合わせた実効性のある仕組みを目指していました。クラウドに蓄積したデータの利活用を含む、新規事業の立ち上げの企画検討にも参加しました。そこへ2011年3月の東日本大震災が発生し、開発した在宅医療支援の仕組みを、被災地の復興に役立てるプロジェクトにかかわったことが、クラウド等を経由して「世界中に不整脈の自動診断を届ける」というカルディオインテリジェンスの取組みへと繋がりました。

2. 仕事内容

カルディオインテリジェンスはいま、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)の研究協力資金を得て、潜在的な心房細動の患者さんを80%以上の高い感度で見つけだす、画期的な心電図検査技術の臨床試験を進めています。この試験に成功すれば、30秒ほどで患者さんの心電図から心房細動の兆候を検出できる、当社技術の有効性と安全性が証明されます。

なぜ心房細動を見つけることが大切かといえば、それが重篤な脳梗塞を引き起こすことが知られているからです。この技術は、心房細動の早期発見により重篤な脳梗塞を予防することはもちろん、脳梗塞発症後の原因の特定などで、今までに無い心電図検査の活用を可能にします。

また、心電図解析を自らは行えない循環器専門以外の医師、非専門医にとっても使いやすい技術であるため、非専門医の先生方に、積極的に心電図検査を実施していただき、患者さんの心房細動発見の機会を増やすことができます。

当社AIの最大の強みの1つは、当社発足の起点である国際医療福祉大学に蓄積した、良質な検査結果付きの心電図データです。また循環器専門医が当社の社員として働いているため、極めてスピーディに学習・評価結果の評価を行えることも大きな強みです。

今後はこうした強みと技術開発力を活かし、心電図解析技術を薬の服用と組合せて、今までにないコンビネーション医療の提供にチャレンジしていきたいと思います。常に複数の製薬会社とコ・プロモーション(並行促進)や事業連携の検討を行っており、非専門医への心電図検査の普及を製薬会社と協力して進めていく考えです。

3. 成長のために欠かせないマインド

当社のようなスタートアップ企業では、大きな組織に比べ全てのことがより速いスピードで変化していきます。また、社員一人一人の意識や行動が会社の経営に直接影響します。これは現在のメンバーにも、これから参加して下さるメンバーにもお願いしたいことですが、常に経営の視点で考えること、今このとき自分が経営者だったらどうするか、という問いを常に頭に置いて欲しいと願っています。

組織の成長に伴って、変化やリスクテイクを積極的に行うマインドを失う傾向は、人間の作る組織の性のようなものですが、この弊害を打破するためには、その自然の圧力を押し返すエネルギーと継続的な努力が必要だと考えています。

4. やりがい

当社の仕事の面白さは、少し大げさに言えば、「社会問題×医療×生命×テクノロジー」に広がる課題を直接相手にできることです。現実とテクノロジーとの組み合わせで解決できる問題は、本当に色々と転がっています。エンジニアリングの面白みの一つは、科学や技術の成果を武器にしつつも、それが綺麗に使える範疇にとどまらず、一筋縄では行かない現実に立ち向かっていくところにあるかと思います。医療の臨床のマインドにもそれに近いところがあって、理論やメカニズムは大事にするが、それよりも「治す」「救う」という結果を出すことに拘りがあります。そのあたりの感覚が、エンジニアリングのマインドと共鳴するのだと思います。

カルディオインテリジェンスには、AI技術者、システムエンジニア、デザイナー、医療やその支援の実践家、医療の研究者など使う専門用語も文化も異なる分野から、メンバーが集まっています。理論やメカニズムは尊重しつつも、理屈よりも結果に拘る気風や社内の雰囲気は、当社の特徴の一つかもしれません。

5. 社内・社外の仲間と共に目指す未来

最初の製品を市場に出すため、2020年度はもの作り優先に進めてきましたが、2021年度はより研究色の強いテーマにも取り組み、社外の研究者・技術者との交流も増やして多彩なメンバーが揃う当社内で独自の開発カルチャー作りを進めたいと考えています。

テクノロジーには、人を生かす側面と人を損なう側面の両方が必ずあります。それは医療もまた同じです。その両方から目を背けず、少々大変なことが多くても、その厳しさに向き合っていく会社でありたいと思います。その優れたバランス感覚の先には、人を幸せにする医療×テクノロジーの無限の可能性が広がっていると考えています。

取締役CDO 武智 峰樹

Recruit採用情報

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当社は、心電図のAI自動解析支援システムの
製品開発を行っているヘルステックベンチャーです。
医療・AI・事業開発のプロフェッショナルが在籍し、
医療現場に直結する製品開発を行っており、
社会貢献度が高く、やりがいのある仕事です。
今後さらなる成長フェーズに突入するため、
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